石川県加賀市:4日間にわたる電波測定調査
- 電波障害調査

今回は、10月15日まで、計4日間にわたって石川県加賀市で実施した電波測定調査についてご紹介します。測定の目的や、測定した電波の種類、複数日にわたる調査ならではのポイントまで、詳しくまとめました。
電波測定調査とは
電波測定調査とは、テレビやラジオの電波が、ある地点でどのくらいの強さで届いているのか、どのような状態で受信できているのかを、測定機器を使って現地で確認する調査です。電波は、送信所からの距離、山や建物などの地形、周辺の環境によって届き方が変わるため、実際に現地で測定しなければ、受信状況の実態は分かりません。
電波測定調査で得られたデータは、放送エリアの受信状況を把握するための基礎資料として活用されます。
4日間にわたる調査になった理由
電波測定調査は、1日で完了するものもあれば、調査するエリアの広さや、測定する電波の種類に応じて、数日間かけて行うものもあります。今回の加賀市での調査は、前の日から引き続き作業を行い、計4日間をかけて進めました。
加賀市は、市街地から山あいのエリアまで、地形や周辺環境の異なる地域が広がっています。エリア全体の受信状況を把握するには、複数の地点で、時間をかけて丁寧に測定を重ねることが欠かせません。
測定した電波の種類
今回の調査では、テレビ放送(地デジ)に加えて、ラジオ放送(中波・FM)も測定の対象としました。電波の種類によって、性質や測定で確認するポイントが異なります。
- 地デジ(地上デジタル放送):直進性が強く、山や建物の影響を受けやすい電波です。電波の強さに加えて、デジタル放送として正しく受信できる品質かどうかも確認します。
- 中波(AM)ラジオ:地表に沿って遠くまで伝わりやすい一方、建物や電気的な雑音の影響を受けて、聞こえ方が変わることがあります。数値だけでなく、実際の聞こえ方も確認します。
- FMラジオ:音質が良い反面、山や建物などの障害物の影響を受けやすく、反射による音の乱れが起こることもあります。
これらを地点ごとに測定することで、エリア内の受信状況を種類別に把握できます。
調査の流れ
調査は、一般的に次のような流れで進めます。
- 測定地点の設定:送信所からの方向や距離、地形条件が異なる複数の地点を選びます。
- 測定機材の設置・準備:各地点で、測定に使用する機材を設置し、設定を確認します。
- 電波の測定・記録:電波の種類ごとに、受信の強さや状態を測定し、データとして記録します。
- データの整理:測定した結果を地点ごとに整理し、エリア全体の受信状況が把握できる形にまとめます。
日をまたぐ調査のポイント
複数日にわたる調査では、次のような点に配慮しながら作業を進めます。
- 測定条件をそろえる:日をまたいでも、測定の方法や機材の設定を統一し、データを比較できるようにします。
- 天候や時間帯の影響を考慮する:電波の受信状況は、天候や時間帯によって変わることがあります。そのため、状況を見ながら測定のタイミングを調整します。
- 測定地点の記録を丁寧に残す:日ごとに測定した地点を漏れなく記録し、エリア全体のデータとして整理できるようにします。
- 安全面への配慮:山あいや屋外での作業が続くため、天候や足元の状況を確認しながら、安全を最優先に進めます。
4日間の調査を終えて
4日間をかけて測定を重ねたことで、加賀市内の受信状況について、幅広いデータを得ることができました。得られたデータは、エリアの受信状況を把握するための基礎資料として活用されます。複数日にわたる調査は、体力的にも根気のいる作業ですが、正確なデータを積み重ねることが、後の判断の確かな根拠につながります。
株式会社はじめシステムより
株式会社はじめシステムでは、複数日にわたる電波測定調査にも対応しております。テレビやラジオの電波の受信状況について、エリア全体の測定や継続的な調査が必要な場合は、お気軽にご相談ください。電波障害調査や共聴設備・CATV設備の工事まで、一貫して対応いたします。